捨てられそうな社員・・どする?
それなりに働いてきた“モブ社員”。
しかし、今や日本社会はジリ貧。今後、可もなく不可もない普通の会社員は、ただ貧乏くじを引かされるだけの存在に…与えられた仕事は無難にこなせても漠然とした不安を常に抱えるモブ社員たち。
彼らの多くは自己評価が苦手で、自身のキャリアを正しく分析できている者は少ない。
「今すべきこと、自分に何ができるのかを把握しなければ、今後のキャリアプランを立てることができません。
でも、正しく認識することでやりたいこと、やりたくないことも見えてきます」(ビジネスコンサルタントの大塚寿氏)
そこで必要なのが、現在の立ち位置や、自身の持つスキルや能力、強みを把握する“キャリアの棚卸し”だ。
大活躍はしないまでも、それなりに働いてきた“モブ社員”。しかし、今や日本社会はジリ貧。今後、可もなく不可もない普通の会社員は、ただ貧乏くじを引かされるだけの存在に――。少しでも思い当たるならば、振り返ってみてほしい。捨てられる前に。
与えられた仕事は無難にこなせても漠然とした不安を常に抱えるモブ社員たち。彼らの多くは自己評価が苦手で、自身のキャリアを正しく分析できている者は少ない。
「今すべきこと、自分に何ができるのかを把握しなければ、今後のキャリアプランを立てることができません。でも、正しく認識することでやりたいこと、やりたくないことも見えてきます」(ビジネスコンサルタントの大塚寿氏)
そこで必要なのが、現在の立ち位置や、自身の持つスキルや能力、強みを把握する“キャリアの棚卸し”だ。最近はよく聞く言葉だが、「やり方がわからない」諸兄は下記の手順を参考にしてほしい。いつでも説明できるよう言語化しておけば、会社にとどまるにせよ、転職するにせよ、役立つはずだ。
1 すべきことを書き出す
2 できることを書き出す
3 やりたいことを書き出す
それぞれ思いつく限り紙に書き出してみて、項目ごとに評価をつけてみる。
例えば、「できること」は強みと言えなくてもタスクとしてこなせるものでOK。
「やりたいこと」は逆にやりたくないことを挙げてみるのもいい
1 自社業界⇒右肩上がリなのか、停滞や縮小しているのか
2 自社の評価⇒業界における自社のシェアはどのくらいか
3 自部門の評価⇒社内における所属部署のポジションを確認
4 直属の上司⇒上司の影響は大。派閥や性格などをしっかり把握
5 自己評価⇒自分が何者なのを分析し、今後の指針に生かす
先に自己評価から行うと業界全体の動向、社内における自分の立ち位置などが見えにくい。そのため、大きなところから分析を始め、段階を踏んで範囲を絞り込み、最後は自分という順番にしたほうがわかりやすい。
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今はやりたいことや市場で戦えるような武器がない。そんな場合は「現状を最低限キープしつつ、準備期間と考え会社にとどまることが得策」と識者たちは口を揃える。
「ミドル世代といえど、まだまだ先は長いので、次第に自分のやりたいことへとシフトしていくのがいいですね。
シフトの手段として、『学ぶ』というのはわかりやすいと思います。カメラや利き酒、なんでもいいんです。本業につながらなくても、会社以外の居場所を得ることで明るくなり、周囲への影響もよくなります。
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最低でも、自身の仕事に関わるテクノロジーへのキャッチアップは必須です。
新しいノウハウやスキルを獲得できても会社や上司にアピールできなければ意味がありません。日本の会社員はアピールが不得意ですが、会社は自分の顧客だと思って、YouTuberのような“伝える技術”も身につけたほうがいいですね」(経済評論家の加谷珪一氏)
「なかでも狙い目は、人材集めに苦戦している中小企業や上場していても社員500人以下の企業。
これらの企業は規模的に法務部などを大手と違って独立した形で置いてない部署もあり、在籍経験だけで有利。モブ社員でもエキスパートとして重宝されます。